イングランドサッカー協会(FA)は22日、「エヴァートンのFWウマール・ニァースに対し、2試合の出場停止を言い渡した」と発表した。
ウマール・ニァースは、11月18日に行なわれたクリスタル・パレスとの試合において、シミュレーション(意図的にファウルを貰おうとした行為)をしたと報告されていた。
FAの委員会各メンバーが試合のビデオを確認し、満場一致でシミュレーション行為であると認定したことから、ニァースに処分を加えることを発表した。
エヴァートンには21日午後6時まで控訴の権利が与えられていたが、22日の公聴会において反論が却下されたことから、2試合の出場停止が科せられることが決定した。
ニァースは今後サウサンプトン戦、ウェストハム・ユナイテッド戦でベンチに入ることが不可能になった。
FAは今季から怪我を装う行為やシミュレーションなど、レフェリーを欺くプレーに対して遡及的に処分を下すことができる新たなルールを導入した。
過去の試合でのシミュレーションによって遡及的に処分を受けたのは、これがプレミアリーグでは初めてのケースとなる。
ただ、株リーグではこれまでショーン・ミラー(カーライル・ユナイテッド/4部)、ベイリー・ライト(ブリストル・シティ/2部)が同じケースで罰則を受けている。