9日、ついにE-1サッカー選手権の男子カテゴリがスタートした。

昼の試合では韓国と中国が対戦し、2-2の引き分けに。混戦の予感を感じさせた開幕戦だった。

そしてナイトゲームでは国内組日本代表が北朝鮮代表との対戦に臨んだ。

メンバーを大きく変えた日本は、GKに中村航輔、最終ラインに室屋、昌子、谷口、車屋を起用。さらに中盤は今野が先発し、井手口とボランチを組む。

高萩がトップ下に入り、右に小林悠、左に倉田秋、トップに金崎夢生というぶっつけ本番に近いシステムとなった。

前半を0-0で折り返した日本は、後半もなかなかペースをつかめない展開に。

伊東純也を右サイドに投入して小林悠を中央へ移したところで、パワーバランスが日本の方へと傾いてきたが、得点には届かず。

逆に68分には左からのクロスでチョン・イルグァンに決定的なヘッドを許し、70分にはパク・ミョンソンが完全に裏に抜け出す場面も。さらに83分にも決定的な場面を作られるも、そこで力を見せたのは中村航輔!彼による再三のスーパーセーブが日本代表を救った。

ただ、川又堅碁と阿部浩之を投入した日本の攻撃陣は、このあとも北朝鮮の厚い守備に苦戦。アディショナルタイムに放った川又の決定的なヘディングも、GKリ・ミョングクに弾かれてしまい…。

これで終わりか…と思われた最終盤。今野の落としを受けた井手口陽介が、見事なミドルシュートを叩き込む!

まさにラストプレーで北朝鮮のゴールを破ってみせた日本が、今回のE-1サッカー選手権を唯一白星でスタートすることに成功した。「守護神」中村航輔が大ピンチを防ぎ続け、その中で最後のチャンスを掴んだ形だ。

【厳選Qoly】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2024-25年/MF・DF・GK編)