9日、UAEで行われているクラブワールドカップは準々決勝の開催日を迎えた。
第1試合では本田圭佑所属のパチューカがウィダド・カサブランカに勝利し、準決勝へと駒を進めた。
そして第2試合では、アジア王者の浦和レッズが登場。開催国UAE王者であるアル・ジャジーラとの対戦に臨んだ。
長澤ではなく矢島をスターティングメンバーに選んだ浦和は、序盤からボールを持てる展開に。
アル・ジャジーラは4バックを基本としながら、21番のヤクブ・ユースフをボランチにしたりサイドバック気味にしたり、フレキシブルに危険エリアを埋めさせていた。
しかし戦術としては、守備を固めてシュートに持ち込ませず、攻撃になればスピードを落とさずに攻める…というもので一貫していた。
ボールは持つことができるが、ゴールに近づけさせてもらえない浦和。
その隙を突かれる形で52分、アル・ジャジーラのFWロマリーニョのスルーパスから、アリ・マブフートに裏へ抜け出されてしまった。
西川が前に出て詰めるも、シュートは枠の中へ…。2015年アジアカップで日本を相手にゴールを決めた「ジャパンキラー」がネットを揺らした。
先制点を許した浦和は高木俊幸、森脇良太、そしてズラタンを投入して反撃を狙うも、なかなかシュートに持ち込めない。
90分には興梠のパスからラファエル・シルバがニアに飛び込むも、惜しくも左ポストに直撃してしまう。
そして、0-1のまま試合は終了。開催国UAE王者のアル・ジャジーラが準決勝へと駒を進め、レアル・マドリーとの対戦権を獲得した。
一方浦和レッズは5位決定戦へと回り、アフリカ王者のウィダド・カサブランカと対戦する。