プレミアリーグで圧倒的な強さを見せつけているマンチェスター・シティ。トッテナムとのビッグゲームでも4-1と快勝を収めた。
いまだリーグでは無敗を誇るシティのなかで、GKエデルソンも大きな注目を集めている。スパーズ戦では相手の主軸MFエリクセンやデル・アリ以上のパス数を記録していたのだ。
特にこの試合でのディストリビューションは素晴らしく、“まとめ動画”が各所で作られているほど。ここでは、そのなかでも圧巻だったワンプレーを紹介!
58分に訪れたゴールキックの場面。シティの両CBはワイドに開いており、そちらにショートパスを出すかと思いきや…。
GKエデルソンは強烈なロングフィードを前線に放ち、チャンスにつなげてみせたのだ。
ベンフィカ時代からキック力はえげつないものがあったが、精度も高い。自陣内から細かくつなぐだけでなく、一瞬で深い位置まで通すエデルソンの精度の高いキックがあることは相手にとって非常に厄介なはず。
ジョゼップ・グアルディオラ監督はバイエルン時代からエデルソンのキックに注目しており、こう述べていたことがある。
ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督)
「彼にはとんでもないゴールキックがある。
(ゴールキックの際につなごうとした時に)相手がハイプレスをしてくると難しいことになるが、今の我々には(エデルソンのキックで)相手のボックス内にボールを蹴り入れるチャンスがある。
もちろん中盤にもちょっとしたスペースができる」
「バイエルン時代にCLで対戦したベンフィカにエデルソンがいた。
分析しようとして、4,5回見たよ。ミーティングで言ったんだ。『なんだこれは?!』ってね。
我々は取り組もうとしたよ。彼には相手ボックスにボールを蹴り飛ばすクオリティがあり、それはオフサイドではないからね。
(今のシティは)相手を広げて、中盤によりスペースを得ることができるようになった」
このワンプレーだけ見ても、なぜペップがGK史上最高額の移籍金を払ってまでも欲しがった選手なのか分かるはず。
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