フランス・リーグアンのリールは、公式サイトでジェラール・ロペス会長の会見の模様を掲載した。
今季マルセロ・ビエルサ監督を招聘し、多額の投資を行って大型補強を行ったリール。ところが成績は低迷し、残留も危うい状況となる。
解任されたビエルサ監督は、リールは自社用とLFP(リーグ機構)提出用と2種類の契約を持っていたと訴えており、給与全額と多額の慰謝料の支払いを求めている。
また、リールのクラブ自体も経営の状況を不安視されており、リーグから1月の移籍市場における補強を禁止されている。
危機的状況にあるリールの会長ジェラール・ロペス氏は以下のように話し、不正確な情報が流れていると訴えたという。
ジェラール・ロペス
「我々のプロジェクトは遅れている。ビエルサとの協力関係は失敗であったことは認めなければならない。
多くの人々が有望だと感じていたが、うまく行かなかったことは明らかだ。
私は責任を負うが、後悔はしていない。ビエルサがいなくとも、リールは明らかに堅実であり、試行錯誤を経て幸せな未来を迎える準備がある」
(ビエルサ氏は2重契約があったとして給与全額と慰謝料の支払いを求めているが)
「部分的に歪められた不正確な情報が繰り返されている。しかし、これについて話さなければならないならば、そうする。完全に正確かつ透明にするために。
ビエルサとリールは、昨年2月に監督とスタッフの契約を締結した。この契約は、その後調整されて署名された。
財務的な観点からは、LFP(リーグ機構)に提出されたものと同一の契約である。ここにも実際多くの条項が含まれている。何も隠すことはない」
(リールは冬のマーケットで補強禁止処分を受けた。そこに説明は?)
「これはリールとDNCG(各クラブの経営を監視する組織)の間にある解釈の違いである。我々は全ての条件と保証を満たしていると考えていた。
DNCGは非常に要求が厳しく、そうとは考えなかった。我々が強力な銀行保証を示したことに疑いはない。それが不十分だとみなされた」