先週末にかけて行われた第97回天皇杯の準決勝。
2試合ともが延長戦にもつれこむ接戦となったのだが、より激しい展開となったのがヴィッセル神戸対セレッソ大阪戦だ。
試合は0-0で進み、90分に大森晃太郎がゴールをこじ開け神戸が先制に成功。
すでに時計は89分30秒を回っており、勝利を確信したはずだったのだが…直後のキックオフからC大阪が同点に追いつく(01:33から)。
ソウザがロングボールを入れると山村和也がこれに競り勝ち、ボールを前方に逸らす。
これにGKキム・スンギュが飛び出し触るもややルーズになり、水沼宏太がバイシクル!これがファーサイドに吸い込まれ、先制点からわずか1分ほどでC大阪が同点に追いついた。
この日の準決勝を、ホームであるヤンマースタジアム長居で戦ったC大阪(アウェイ扱いではあったが)。準決勝での後半アディショナルタイムの劇的弾はルヴァンカップに続くもので、多くのファンがあの時のことを思い出したはずだ。
結局試合は1-3でC大阪が勝利しており、元日決戦に駒を進めている。横浜F・マリノスとの決勝は1月1日(月)午後2時キックオフ予定。