『Inside』は24日、「欧州サッカー連盟(UEFA)は、代理人や仲介業者の手数料を制限することを検討している」と報じた。

代理人という存在は、現代のサッカーにおいて大きな注目を集めることになった要素の一つだ。

先日行われたアレクシス・サンチェスのマンチェスター・ユナイテッド移籍においては、代理人のフェルナンド・フェリチェヴィッチが1500万ポンド(およそ23.19億円)もの手数料を求めたと言われている。

サッカーにおいては原則的に移籍金の10%が手数料の上限となっているが、抜け道は存在するためさらに多くの額が動いている。

プレミアリーグの20クラブ全体では1億7422万ポンド(およそ269.36億円)もの手数料が支払われており、予算の大きな部分を占めているといえる。

しかしながら、その一方で手数料を目当てに選手を移籍させようとする代理人も多いと言われる。

UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、「一部の選手は代理人によって『人質』のように拘束されている」とも発言した。

そしてUEFAは、現在代理人や仲介業者により透明性を求めるとともに、手数料の上限を追加するという新たなルールを検討しているという。

それが侵害された場合には、関係した者に何らかの形で適切な制裁が科されるとのことだ。

なお、他にもファイナンシャル・フェアプレー制度の変更、チームサイズの制限、そして「移籍税」の創設も検討されているという。

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