『calciomercato』など各メディアは17日、「元エラス・ヴェローナのMFマメ・フィリ・サールは、テロ攻撃を計画したとして国外退去となった」と報じた。
マメ・フィリ・サールは1996年生まれの22歳。エラス・ヴェローナの下部組織で育てられたセネガル出身の選手だ。
トップチームで出場した経験はなく、2015年に退団。その後ヴァド・リグレというチームでプレーしたが、一昨年から無所属になっていた。
その後はヴィチェンツァに居住していたものの、共に過ごしていた叔父と母親と離れることになった。
彼自身にも仕事がなかったことから、イタリアの居住許可を失う危険性があり、その中で憎しみを高めていったという。
サールは2017年9月にウディネ州の時計販売店からインターネットを介して大量の水銀を購入しようとし、それから警察の監視対象になったとのこと。
さらに先月、彼はイタリア人の武器商人から銃を購入しようとした。不審に思った商人は取引を拒否し、警察に報告。
これがきっかけとなってサールは身柄を拘束され、テロ攻撃に至る可能性があるとしてセネガルに強制送還された。
また、彼は以前にも長いナイフを持って宝石店に押し入ったことで検挙されたことがあったという。
調査によれば、サールはイスラム原理主義者というわけではないものの、社会に対する大きな怒りを持っていたとのこと。
水銀を購入する際にも、「豊かな富をもたらしてくれるよう、超自然的な存在に捧げる」と説明していたようだ。