エールディビジ第28節、PSV対VVVフェンロ戦の最中にこんなシーンがあった。

フィリップス・スタディオンに詰めかけた3万人以上のサポーターが拍手。ただ、喝采を送った相手は、PSVの選手ではない。この試合に出場してすらいないVVVの選手に対するもの。

これには理由がある。先日、VVVは今季7得点をマークしていたドイツ人FWレナート・ティーが、首位PSVとの試合を欠場すると発表。その理由は、7年前にドナー登録していたティーが白血病患者に自らの血液を提供することになったため

6試合勝ちから見放されていたVVVとしては、エース離脱は痛いはず。それでもティーの血液提供の申し出を快諾していたのだ。

その英雄的な行為を讃えるために、彼の背番号11番と同じ前半11分にサポーターたちが拍手を送ったというわけ。

さらに、マスコットキッズたちが「レナートに続き、ドナーになろう」と書かれたTシャツを着用するなど、PSV側も全面的にサポートしていた。

そんな試合はVVVに退場者が出たこともあり、PSVが3-0で勝利。だが、「Man of the Match」にはなんと欠場したティーが選ばれていた!ここまでやっちゃうとは。