27日にチリ代表と親善試合を行ったデンマーク代表。スコアレスドローに終わったこの試合で、フィールドプレーヤーが継ぎ接ぎだらけの変わったユニフォームを着用した。

これはキットサプライヤーのHummelとDBU(デンマークサッカー協会)のチャリティ企画によるもので、Hummel製デンマーク代表の古着ユニフォームをファンに提供してもらい、それらを裁断・解体して縫い合わせた「パッチワーク・キット」だった。

選手が着用したユニフォームはチリ代表戦後にオークションに出品し、その収益金は慈善団体『フットボール財団(fodboldfonden)』に寄付される。正真正銘、一夜限りの特別なアイテムだ。

過去に例がないパッチワーク・キットだが、ここではHummelのプレスリリースにある4着分の画像を全て紹介したい。

Denmark 2018 "Made by Denmark" Patchwork Kit

“Made by Denmark”と銘打った、文字通り継ぎ接ぎされたユニフォーム。ベースのデザインは現行の2016-17モデルだが、シャツはいくつものパーツによって構築されているのが一目瞭然だ。

各パーツをよく見ると80年代や90年代のレジェンド級からごく最近のものまで、様々なユニフォームが使われていることを確認できる。

前身頃はインパクトあるルックだが、背面はシンプルにまとめている。

Kom så, drenge! #FORDANMARK
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27日のチリ代表戦の集合写真。各選手のユニフォームをよく見ると、継ぎ接ぎ部分の柄がそれぞれ微妙に異なっている。