『Daily Star』は5日、「チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏は、モナコのレオナルド・ジャルディン監督の引き抜きに動いている」と報じた。

今季限りでアントニオ・コンテ監督が退任するのではないかと考えられているチェルシー。

シーズン開幕前の補強政策でクラブに不満を持ったコンテ氏は、残り1年の契約を全うできない可能性が高まっている。

クラブが解任するかコンテ氏が辞任するかはともかくとして、そうなれば新たな監督が招聘されることになる。

アブラモヴィッチ氏が現在最も関心を抱いているのは、モナコの監督を務めているレオナルド・ジャルディン氏がという。

ベネズエラで生まれたポルトガル人のジャルディン氏は、選手としての経歴を持たない下部リーグ出身の叩き上げ指導者だ。

ポルトガルの下部リーグで結果を残し、ブラガやスポルティング・リスボンで評価を高め、2014年にモナコへと移った。

その後2016-17シーズンにはリーグ・アン優勝を果たし、絶対王者のPSGに土をつけることに成功している。

現在欧州で最も評価されている監督の一人であり、アーセナルもアーセン・ヴェンゲルの後任候補としてリストアップしているようだ。

なお、ジャルディン氏の契約には650万ポンド(およそ8.5億円)の解除条項があると伝えられており、引き抜きにはそれだけの資金が必要になる。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介