9日(月)に行われたヴァイッド・ハリルホジッチ監督に関する日本サッカー協会の記者会見。

日本サッカー界に大きな衝撃が走ったが、それと同時に田嶋幸三会長の発言についてしっくり来ないファンも多くいた。

そこで今回は、この日の会見における質疑応答の全文を文字起こしする。かなりのボリュームになるため、三部に分けてお伝えしよう。

また、質問内容はできるだけ簡素化し、田嶋会長の発言についてはできる限り口語のまま記すこととする。

―ハリルホジッチ監督の解任は世界で驚きのニュースになっている。なぜかと言うと、ワールドカップ半年前に監督を変えて成功した例はほとんどない。そうした客観的な状況と日本代表をどう考えているか?

「我々が(ワールドカップ予選の)初戦でUAEに負けた時には、初戦で負けたチームは突破できないと皆さんから言われました。

もちろん、今もこの時点で変えたからすぐに突破できるわけではない。

でも変えないでおいてそのまま突破できないケースを、僕はむざむざ見ているわけにはいかなかったということです。それで少しでも勝つ可能性を追い求めた結果としてこの結論に至ったということです」