レンタル中の選手が保有元のクラブに痛いしっぺ返しを食らわす…。そんな出来事がロシアで起きた。

ロシア1部リーグ第27節、アルセナル・トゥーラ対ゼニトは、互いに点を奪い合う白熱の展開。

ホームのアルセナルは、後半32分に退場者を出した後に立て続けに失点…。だが、終了間際の後半43分に劇的な同点ゴールが生まれる!(動画4分44秒~)。

ゴール前でボールを押し込んだのは、FWアルチョム・ジュバ。ただ、彼はゼニトが保有する選手であり、この冬にレンタル移籍してきた。つまり親元相手に劇的なゴールを決めたのだ。

『tass』によれば、契約上ジュバを出場させるためには、アルセナルは12万ユーロ(1587万円)をゼニトに支払う必要があったという。加入後6試合で4ゴールと爆発していた彼を起用するために、アルセナルはこの金額を支払ったようだ。

さらに、ジュバはその半額を自ら支払う意思も見せていたという。つまり彼はわざわざ793万円ほどを自腹で支払って、親元クラブからゴールを奪ったということになる…。

結局、ジュバの劇的同点弾もあり、試合は3-3の引き分けで終了。現在4位となっているゼニトにとっては、なんとも痛いしっぺ返しになってしまった。

実はゼニトは第25節でもこの冬にローンで放出したMFオレグ・シャトフ相手にゴールを浴びたばかり。

2人の放出は誤りではなかったのかと問われたゼニトのロベルト・マンチーニ監督は、こう述べていた。

ロベルト・マンチーニ(ゼニト監督)

「オレグとアルチョムについては嬉しいよ、彼らがゴールをしたことはね。

だが、保有クラブと対戦するために選手が自腹を切るべきではない。

彼らの権利はゼニトに属している。20日ほど経てば、彼らはここに戻ってくるだろう。

なので、彼らが支払うのはおかしなことだ」

契約で出場不可にしておけば問題なかったはずだが…。