3日、UEFAヨーロッパリーグ準決勝2ndレグの2試合が同時開催された。

1stレグを1-1と引き分けていたアトレティコ・マドリーは、ホームでアーセナルと再戦。

前半終了間際、アントワーヌ・グリーズマンのセンスあふれるスルーパスから裏に抜け出したジエゴ・コスタが先制点をゲットする。

このリードを最後まで守りきったアトレティコ・マドリーが、16日に行われる決勝へと駒を進めた。

アーセン・ヴェンゲル監督最終年度となったアーセナルは、CL出場権獲得の夢もこれで潰えた。さらにローラン・コシェルニも怪我で交代となり、踏んだり蹴ったりの締めくくりに…。

一方、南野拓実vs酒井宏樹(後者は怪我で離脱中)という対戦となったレッドブル・ザルツブルク対マルセイユは、歴史に残るような激戦になった。

1stレグではマルセイユがホームで2-0と勝利していたが、本拠地に帰ったザルツブルクが反撃を見せる。

後半に入って8分が過ぎたところでアマドゥ・ハイダラが1点を返すと、さらに65分にはブナ・サールのオウンゴールで試合を振り出しに戻す。

流れは完全にザルツブルクかと思われたが…延長戦でゴールを決めたのは、ギリギリまで追い込まれたマルセイユだった。

116分にコーナーキックからDFロランドがゴール左隅にシュートを流し込み、これがマルセイユの決勝点になったのだ。

この結果、16日にパルク・オランピック・リヨネー(グルパマ・スタジアム)で行われる決勝戦は、マルセイユ対アトレティコ・マドリーというカードになった。

現在怪我で離脱している酒井宏樹は、先月23日に「全治3週間以上」と診断されている。

早ければギリギリ出場可能になるのがEL決勝…というタイミングだ。W杯を考えると無理はしてほしくないが、酒井宏樹の復帰にも期待したいところである。

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