『La Stampa』など各メディアは、「イタリアサッカー連盟(FIGC)副委員長のアレッサンドロ・コスタクルタ氏は、来季からBチームのリーグ参入を許可すると明かした」と報じた。
スペインやドイツ、フランス、ポルトガルなどのリーグで導入されている「Bチーム」の参入。日本でもJ3で複数クラブが戦っている。
トップチームと同じディビジョンで戦うことはできないが、リザーブチームをプロリーグで競わせることができるシステムだ。
若い選手が経験を積める機会を増大させ、底上げに繋げていこうという狙いである。
そして今回、アレッサンドロ・コスタクルタ氏は「来季からレガ・プロ(3部)にBチームの登録を申請できることを確認したとのこと。
条件については以下の通りとなっている。
・Bチームは21歳未満の選手で構成され、23歳未満の選手を2名オーバーエイジで登録できる
・Bチームは、レガ・プロに登録できなかったチームの代わりとして参入する
・イタリア人選手の登録義務があるが、人数については検討中
・トップチームと同じディビジョンには入れないが、昇格と降格は可能
なお、このシステムを求めていたのはユヴェントスやACミランなどアカデミーが充実しているクラブら。
ポルトガルではBチーム制度が導入されて以降ビッグチームへの選手の集中が更に進む一方、若手のブレイクは増加した。ジョアン・カンセロらはその最たる例である。イタリアではどのような効果を表すだろうか?