オーストラリア・Aリーグのウェスタンシドニー・ワンダラーズは、「新監督として元ドイツ代表DFのマルクス・バッベル氏を招聘した」と公式発表した。

マルクス・バッベルは1972年生まれの45歳。現役時代はバイエルン・ミュンヘン、ハンブルガーSV、リヴァプール、シュトゥットガルトなどでプレーした名DFであった。

ドイツ代表としてもEURO2大会とワールドカップ1大会に出場しており、1996年には欧州王者に輝いている。

2007年に現役を引退したあとは、所属していたシュトゥットガルトでアシスタントコーチとなり、次年度には監督に昇格。

その後はヘルタ・ベルリン、ホッフェンハイム、ルツェルンを指揮。1月に解任されたあとはフリーの状態となっていた。

かつて小野伸二や田中裕介、楠神順平が所属していたことで知られるウェスタンシドニーは、今季のレギュラーシーズンで10チーム中7位と低迷していた。

それを受けて今季就任したばかりのジョゼップ・ゴンバウ監督を解任しており、新しい指揮官を探している状態にあった。

なお、バッベル氏がオーストラリアに来るきっかけになったのは、ルツェルンでプレーしているオーストラリア代表FWトミ・ユリッチの助言だったとのこと。

マルクス・バッベル

「トミ・ユリッチは、サポーターは本当にクレイジーだと話していた。それがシドニーに来た最大の理由の一つだ。

スイスでは楽しい時間を過ごしたが、サポーターは非常に静かで、スタジアムにもそれほど多くはなかった。

ドイツ、スイスで指揮をとってきたし、イングランドで選手としてプレーした。何か違うことをやりたいと思っていて、新しいチャレンジを求めていたんだ」

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