「シャドー」という役割の面白さとは?

――ここからは杉田選手自身について伺います。去年はFWとしてプレーしていましたが、今季からは<4-3-3>(あるいは<4-1-4-1>)の中盤の1角としてプレーしています。通常はインサイドMFと呼ばれるポジションなはずですが、今季のチームの中では“シャドー”と呼ばれていますよね?

シャドーですね。前に出て行くことも多い役割になっています。

――シーズン開幕前の練習試合も何度か拝見したのですが、その頃の杉田選手は現在MF乃一綾選手が担っているアンカーでもプレーされていましたよね?その頃は自分の持ち味を出すことよりも、チームのバランスを意識し過ぎていたように見えました。

そうですね。アンカーでプレーする時はバランスを見ないといけないので必然的にプレースタイルは変化します。去年とは違ったシステムになるので、シーズン前は全員で今のサッカーに合わせるという部分でバランスを意識していた部分があったと思います。

――その“シャドー”のポジションで並んでプレーしているMF森仁美選手(下記写真17番)が、今節(第9節)までで、リーグ最多27本のシュートを記録しています。杉田選手もここまでリーグ4位の19本を記録しています。シャドーの役割は多岐に渡りますね。

もちろん、去年もシュートはよく打ってはいました(昨季のなでしこリーグ1部全18試合出場でリーグ5位の37本のシュート)。

ただ、去年はFWとしてプレーしていたぶん、DFを背負ってクサビの縦パスを受けたり、相手DFの間でパスを受けてから落とすポストプレー、裏にシンプルに抜けるという動きの繰り返しでした。

でも、シャドーだと自分より前にFWがいるので前を向いてドリブルすることが増えました。他にもパサーとして周囲を使う役割もありますし、裏へ飛び出して直接得点に絡んだりすることもできます。

そう考えると去年よりもプレーの選択肢が増えていると思うので、そこがこのポジションの面白さだと思ってプレーしています。

――面白さという観点で言えば、昨年の12月初頭に川崎フロンターレが明治安田生命J1リーグで初優勝した時、杉田選手がご自身のTwitterのアカウントでかなり喜びのツイートをされていたのが印象的でした。地元・神奈川のチームということもありますし、お好きなんですか?

神奈川県民としてフロンターレはかなり前から応援しています。フロンターレの攻撃的なスタイルも好きなので、よく観ていますね。

――Jリーグと海外サッカーだったらどちらをよくご覧になられるんですか?

どっちもですね(笑)

――以前はTwitterの背景画がバルセロナのMSN(リオネル・メッシ&ルイス・スアレス、ネイマール)でしたが、現在はユヴェントス所属のアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ選手になりました。“スギマール”とも呼ばれる杉田選手は最近ディバラ推しなのですか?

アハハハッ、めっちゃ観てくれてますね~(笑)。え~っとディバラも好きで、ネイマールはもちろん好きです!