韓国代表はワールドカップ初戦でスウェーデンに1-0で惜敗した。
試合前から話題になっていたのは、韓国の「かく乱作戦」。相手国を混同させるために選手たちの背番号を何度も変更したのだ。
シン・テヨン監督は「ヨーロッパの人々にとってアジア人の顔を見分けるのは難しい」からとその理由を明かしていた。
ただ、その効果はあまりなかったようだ。『guardian』によれば、スウェーデンのヤンネ・アンデション監督は試合後にこう述べていたという。
ヤンネ・アンデション(スウェーデン代表監督)
「それによって我々が混乱させられたのかは分からないね。
(スウェーデンスタッフ陣には?)1630本ものビデオがあり、それらを細かく調べて、20分間のビデオプレゼンテーションにまとめた。
彼らは選手たちの見分けを習得したと思うよ」
韓国選手のビデオを1630本も精査していたとなれば、背番号を変えた程度では効果はなかったかもしれない。
ただ、実は本大会前にはスウェーデン側のスパイ行動も問題になっている。
韓国が行ったオーストリア合宿での非公開練習にスウェーデンのスタッフが入り込み、韓国側から出て行くように通告されたのだ。
この件について、アンデション監督は非公開だとは思わなかったとしつつ、謝罪している。