ワールドカップ第2節、スウェーデンはドイツ相手に痛恨の逆転負けを喫した。
前半に先制する最高の展開だったが、その後同点とされると後半アディショナルタイムに勝ち越し弾を浴びてしまったのだ。
その失点につながるファウルを犯してしまったスウェーデン代表MFジミー・ドゥルマズはSNSが炎上する事態に。
彼のInstagramには試合直後に3,000件ものコメントが殺到。トルコ系であることから人種差別的なものから、殺人予告まで寄せられているという…。
ただ、こういったネット上の声には反発の動きも。『expressen』によれば、「ドゥルマズへの人種差別はスウェーデン人として恥ずかしい」とツイートする地元ジャーナリストなどもいるという。
また、代表のチームメイトたちも彼を擁護している。MFグスタヴ・スヴェンソンは「(批判は)悲しい」とコメントしたほか、FWヨン・グイデッティはこう述べていたそう。
ヨン・グイデッティ(スウェーデン代表FW)
「あれで彼を嫌悪するのはバカだ。
彼は走り回り、奮闘し、絶対的なベストを尽くした。
フリーキックになったのは不運だ。
それをジミー(ドゥルマズ)に押し付けるのは…。完全にバカたれだ。
彼は走り、試合中ずっと戦ったんだ。
あれはバッドラックだった。これで彼を嫌悪するのは、完全にバカ」
ヤンチャながら熱い男であるグイデッティならではの熱き擁護だろうか。
スウェーデンは第3節で連勝中のメキシコと対戦する。