『Calciomercato』など各メディアは、「エリオット・マネージメントは、ACミランの経営権を取得したと発表した」と報じた。
昨年4月にミランの株式を買い取ったのは、中国人実業家のリー・ヨンホン氏であった。
その際にはエリオット・マネージメント(アメリカのヘッジファンド)から3億ユーロ以上の借金をしており、その返済期限は今年10月に設定されていた。
だが、リー・ヨンホン氏の資金力には以前から疑問点が多く、今夏クラブから求められた3200万ユーロの増資を行うことができなかった。
これを受けて、エリオット・マネージメントはリー・ヨンホン氏の債務不履行を理由に、ACミランの経営権を受け継ぐことになったのだ。
エリオット・マネージメントは所謂「ハゲタカファンド」であるため、ミランを受け継いだらすぐ他の資本家に売る可能性が高いと言われていた。
しかしエリオット・マネージメントは「5000万ユーロ(およそ65.3億円)の資本注入を行う」と発表しており、しばらくはミランの経営に深く関わっていくようだ。
今夏ファイナンシャル・フェアプレー制度の基準を満たせなかったことからヨーロッパリーグの出場権を剥奪されたミラン。
クラブは数年に渡って危機的な状況が続いているが、この経営陣の変更が吉と出るかどうか?
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