20年ぶりのワールドカップ優勝を成し遂げたフランス代表。
そのなかで最大の発見となったのは、22歳のDFバンジャマン・パヴァールだろう。ジブリル・シディベに代わって右サイドバックに固定されると、アルゼンチン戦では驚愕のスーパーゴールまで決めた。
『TF1』によれば、彼は今の状況をまだ完全に理解できていないとしつつ、こう述べたという。
バンジャマン・パヴァール(フランス代表DF)
「これが事実さ。(フランスでEUROが開催された)2年前の僕は友達とリールのファンゾーンにいた。そして、1年前はドイツの2部でプレーしていた。
自分は試合をこなし、僕らは世界王者になった。
こんなことは滅多にあることじゃないよね。涙が出たよ」
2年前はひとりのファンとしてEUROを見つめていた青年が瞬く間にフランス代表のレギュラーになってしまったのだから、本人もまだ状況を飲みこめていないのかもしれない。