『Mehrnews』は16日、「イラン代表監督のカルロス・ケイロス氏は、エジプトとの契約に合意した」と報じた。
カルロス・ケイロスは1953年生まれの65歳。1996~1997年には日本の名古屋グランパスエイト(当時)を指揮したことでも知られるポルトガル人監督だ。
マンチェスター・ユナイテッドのアシスタントコーチ、そしてレアル・マドリーやポルトガル代表の監督を務めた後、2011年からイランを指揮してきた。
一時期よりも低迷していたチームをアジアのトップレベルに引き戻し、2度のワールドカップ出場に成功。
イランサッカー連盟とは何度も対立し辞任を宣言したが、そのたびに戻ってきて指揮を続けていた。
記事によれば、ケイロス監督はすでにエジプトサッカー協会との間で口頭合意に達しているものの、友好的にイランを離れるために時間が必要になっているという。
エジプトは今回のワールドカップでグループステージ敗退に終わったが、1月に行われるアフリカネイションズカップに向けて素早い準備が必要となっている。
もしカルロス・ケイロス氏を引き抜くことができれば、エジプトにとっては非常に大きな補強となるだろう。
一方、イランサッカー連盟はカルロス・ケイロス氏を2019年のアジアカップまでキープすることを希望。
7月31日で満了になる契約をさらに延長したいと考えており、ケイロス氏に接触を行っているとのこと。