『Times』は29日、「元CIAエージェントの内部通報者は、カタールW杯の組織委員会がネガティブキャンペーンを仕掛けていたと暴露した」と報じた。
2018年ロシアW杯、そして2022年カタールW杯の開催地が決定したのは2010年12月。
カタールW杯組織委員会と協力していた内部告発者によって暴露された当該のメールは、2010年5月のもの。
そこには、カタールW杯組織委員会がアメリカ、オーストラリア、そしてイングランドを対象としてネガティブキャンペーンを仕掛けたという証拠が残されているとのこと。
狙いは、ライバルの国に「国内からのサポートが乏しい」という印象を与えさせること。
これは国際戦略的企業の『BLJ Worldwide』ニューヨーク支店が受注し、そのために資金が提供されていたとのこと。
ジャーナリストやブロガー、あるいは影響力がある人物にお金を払うことによって、主要人物に関する情報をカタールに提供させた。
また、ライバル国を偵察して否定的な話を誇張して伝えさせたほか、国内の世論から抗議が出ているという情報を作成したとのこと。