先日、日本人選手が韓国の3部リーグに当たるK3に移籍したことが話題になった。

ソウルユナイテッドFCに加入したのは田島翔だ。彼は1983年生まれの35歳。

北海道出身で、これまでFC琉球やロアッソ熊本に所属したほか、オークランド・シティFCなど海外でもプレーしてきた。

そんな彼が韓国3部を新天地にした理由とは…。本人が明かしてくれた。

今年4月、ビザに不備があり、アメリカでプレーし続ける事を断念。過去に韓国でプレーしたいと思っていた事もあり、ソウルユナイテッドFCに売り込みました。

僕自身も10年前には韓国でプレーしたいと思い色々と動いたり、家庭教師をつけて韓国語を勉強していましたが、当時はKリーグ2部や3部でプレーできないルールがあり、叶いませんでした。

今回の移籍は思わぬ形でしたが、韓国移籍は過去にそのような思いがありました。

5月には実際にソウルを訪れ、加入が決まりました。

僕はソウルユナイテッドFC初の日本人選手となります。

「ソウルユナイテッドFCに入団でき、とても嬉しく思います。小さい頃から日韓戦を観て、韓国のサッカーに少なからず興味を持っていました。

難しい挑戦になるかもしれませんが、チームの勝利と発展に貢献し、韓国の文化も知り、一人の人間としても成長していきたいと思ってます」

8月18日のホームゲームで入団発表が行われ、試合にもボランチでスタメン出場し、2vs1で勝利しました。

ソウルユナイテッドはJリーグクラブをモデルとしていて、2007年にはコンサドーレ札幌と交流して運営方法を学んだりしていました。

2015年にはFC琉球と姉妹提携し、ソウルで親善試合も開催しています。その時、FC琉球のロッカールームにはゴミひとつ落ちてなかったのが、球団関係者は感動したそうです。

田島についてチーム関係者たちは「35歳の年齢でも徹底した自己管理や試合への準備、そして誠実な性格もクラブの若い選手達は見習ってほしい。ショウのこれまでのサッカーネットワークを通じて球団の発展に役立つことを希望する」と述べている。

実際、彼の加入に伴い3社の日本企業がスポンサーになっており、2部昇格を目指すチームからはすでに来季の契約も打診されているそうだ。

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