『L'Equipe』は15日、「プッシー・ライオットのメンバーであるピョートル・ヴェルジロフは、昏睡状態から回復した」と報じた。
7月に行われたワールドカップの決勝戦でピッチに乱入したことで大きな話題を集めることになったロシアのバンド、プッシー・ライオット。
反プーチンのスローガンを掲げて抗議活動を行ってきた彼らは、ロシアW杯終了後15日間の勾留を経て保釈されていた。
しかし先日、プロデューサーでメンバーの一人であるピョートル・ヴェルジロフが突如体調を崩し、病院に運ばれた。
症状は視力や歩行能力、会話能力を失うという致命的なもので、メンバーは「毒物を盛られた可能性が高い」と発表していた。
しかし、モスクワの要因で治療を受けた結果、ヴェルジロフの意識は15日に回復し、集中治療も必要ない状態になっているとのことだ。
このプッシー・ライオットの事件についてはまだ不透明な部分が多く、ヴェルジロフの状態を説明できる情報も出てきていないという。
病院関係者も「それを明かせる権利がない」と答えているとのことで、今後の捜査が待たれる段階だ。