ロシアのバンド『Pussy Riot』は12日、公式SNSで「メンバーのピョートル・ヴェルジロフが生命の危機に直面している」と発表した。

彼らの声明によれば、ヴェルジロフは9月11日に体調を崩してしまい入院することになったとのこと。

火曜日の法定審問を終えたあとに異変を感じ、ヴェルジロフは午後6時に就寝。その2時間後に妻のニクルシナが帰宅すると、彼は「目が見えなくなっている」と訴えたという。

さらに8~10時には状態が悪化し、会話能力と歩行能力も失われていった。そのため夜にモスクワのバクルシン臨床病院へと運ばれたという。

救急車で運ばれるときには、ヴェルジロフはすでに妻の問いかけにも反応できなくなっており、痙攣も見られるようになったようだ。

12日の夜にはヴェルジロフの友人や母親が病院を訪れたものの、スタッフは「彼の病状に関する情報を開示する権利がない」として追い返したと伝えられている。

ピョートル・ヴェルジロフは2000年代にVoinaというアーティストグループの一員として活動し、その後プッシー・ライオットのプロデューサーとして国際的に有名な存在となった。

プッシー・ライオットは今年7月15日に行われたロシア・ワールドカップの決勝戦でピッチに乱入したことで知られるバンド。10年以上ロシアの政府に対する抗議活動を行ってきた。

ヴェルジロフ、ニクルシナと2名はこれによって当局に逮捕されており、15日の勾留の後に釈放されていた。

プッシー・ライオットは、ヴェルジロフはおそらく毒物を盛られたと考えていることを明らかにしている。