先月行われたホームでの1stレグで2-0と勝利し、天津権健を相手にリードを手にして2ndレグに臨んだ鹿島アントラーズ。中国で国際会議が行われるため、セキュリティの関係で会場は天津からマカオに移され、中立地での試合となった。
最低でも3点が必要な天津権健は、キックオフ直後から攻撃的に鹿島の守備陣を脅かしてきた。
しかしながら先制したのは鹿島だった。13分に遠藤康のコーナーキックからセルジーニョがヘディング。ニアでゴールキーパーの前に飛び込み、貴重なゴールを奪った。
一方で大きなピンチはいくつかあったが、内田篤人がゴールライン上でクリアを見せるなどして失点を逃れると、27分には追加点を奪取。右サイドでのスローインから遠藤康が粘り、追い越していった内田篤人が折り返す。それを安部裕葵がダイレクトで決めてみせた。
2試合合計で4-0と大きな差となったこともあり、徐々にラフなプレーが増える天津権健。その中で鹿島はレオ・シルバが警告を受け、次の試合での出場停止が決定するという痛い場面も。
しかし、それでも66分にはセルジーニョとのワンツーでペナルティエリアに侵入した土居聖真がゴールを奪い、鹿島は天津権健にトドメをさすことに成功した。
これによって鹿島アントラーズは2試合合計5-0で天津権健を撃破し、クラブの歴史上初のACL準決勝進出を達成した。次の試合は10月3日に行われる予定となっており、その相手は明日行われる全北現代vs水原三星(ともに韓国)の勝者となる。