“常勝軍団”である鹿島アントラーズがいよいよアジアの頂点に王手をかけた。
24日に行われたACL準決勝2ndレグで水原三星ブルーウィングス(韓国)と3-3で引き分け、2戦合計スコア6-5で決勝進出を決めた。
1stレグを内田篤人の劇的なゴールにより3-2で勝利した鹿島。
その内田は負傷で戦線を離脱し、AFC U-19選手権に参加中の安部裕葵を欠く中で迎えた2ndレグだったが、25分、セルジーニョのフリーキックを山本脩斗が頭で合わせ、敵地で先制に成功する。
これで2点の猶予が生まれ、前半は余裕を持って試合を進めたが、後半、パワープレーを徹底した水原に対して混乱が生じる。52分に1点を返されたのを皮切りに8分間で立て続けに3ゴールを奪われ、一気に逆転を許してしまったのだ。
しかし鹿島はここから底力を見せる。64分に西大伍がゴールを決めて合計スコアで追い付くと、82分、ゴール前のセルジーニョが利き足ではない右足でシュートを突き刺し、再び合計スコアで勝ち越しに成功したのである。
残り時間は、2点が必要になった水原の攻撃を冷静に跳ね返し、昨年の浦和に続いて日本勢2年連続となる決勝進出を決めた。
試合は1stレグに続いての劇的な展開で、クラブワールドカップを主催するFIFAも大興奮。SNSでアカウントで、
Unbelievable! 🤯
One of the most memorable @TheAFCCL semi-finals ever! 🇯🇵@atlrs_english come from behind, after a superb 🇰🇷@bluewingsfc come back, to clinch a 6-5 win in the final ten minutes to send themselves into the final.
A thrilling way to book a clash with 🇮🇷Persepolis! https://t.co/MZdVir6dik
— FIFA.com (@FIFAcom) 2018年10月24日
「信じられない!史上最も記憶に残るACL準決勝の一つだ!」
とつぶやいていた。
ACL初制覇を目指す鹿島は、昨日、チャビ擁するアル・サッド(カタール)を退けたペルセポリス(イラン)と11月3日(ホーム)、10日(アウェイ)に対戦する。