『BBC』は25日、「トーゴ代表のクロード・ルロワ監督は、エマニュエル・アデバヨールの招集辞退を認めた」と報じた。
現在アフリカネーションズカップの予選を戦っているトーゴ。11月にはホームでガンビアとの試合を迎える予定だ。
しかしその試合に向けて、トーゴのエースストライカーであるエマニュエル・アデバヨールは出場を拒否している。
その理由は、試合が行われるロメ(トーゴの首都)の会場に敷設されているピッチがあまりにも悪すぎてプレーできないというものだ。
そして、しかも監督を務めているクロード・ルロワもその決断を理解するほどだという。
クロード・ルロワ
「アデバヨールは長い脚を持っていて、ロメの芝に苦しんでいるんだ。前はプレーしなかったが、我々とともにそこにいた。
次の予選でアルジェリア戦があるが、そこでも彼は悩まされるかもしれない。歪んだ鉄板のようだよ。
練習するだけで腱炎や関節炎を発症してしまう。彼は35歳で、もはや若くはない。あんな設備では彼を物理的なレベルで完全に破壊してしまうよ。怪我を抱えている選手にプレーを強制できない。
アフリカサッカー連盟とFIFAがジャガイモ畑で試合をさせる限りは、アフリカのサッカーが世界で苦戦するのはしょうがないね。
残念ながら、我々がプレーするピッチよりも、会長らが座るVIP席の質のほうが心配されているようだけどね」