『Sky』は31日、「スペインの治安判事ホセ・マリア・バスケス・オンルビア氏は、ネイマールが4~6年の懲役に値すると判断した」と報じた。
2013年にサントスからバルセロナに移籍したネイマール。その際の取引で不正があったとしてブラジルの投資ファンド『DIS』から訴えがあり、裁判となった。
公開された移籍金は5710万ユーロ(およそ73.1億円)だったが、書類に矛盾した情報が含まれていたことから当局が調査を行った結果、実際の移籍金は8620万ユーロ(およそ110.3億円)だったことが判明した。
『DIS』はネイマールの保有権を一部所有していたが、この虚偽記載によって『取り分』が減少したとして訴えを起こしたのだ。
ネイマール本人、ネイマールの両親、バルセロナの現会長ジョゼップ・マリア・バルトメウ、前会長のサンドロ・ロセルらが詐欺罪の容疑者となっている。
ただ、今後裁判が進んだ場合でも、ネイマールが刑務所に入ることになるかどうかはわからない。
昨年5月にはスペイン当局がネイマールに「裁判に出席すべきだ」と要求したものの、今のところは実現していない。