イタリア・セリエAのラツィオは、「ヨーロッパリーグのマルセイユ戦では、アウェーサポーターに向けてのチケット販売を行わない」と発表した。
先月行われたマルセイユでの試合で、両チームのサポーターがかなり大きな事件を起こしていた。
夜の街では武装した両サポーターの集団が衝突し、80名以上が関係した暴動に発展した。
2名のラツィオファンと1名のマルセイユファンが負傷して病院へ運ばれたほか、警察官は催涙ガスで鎮圧しなければならない状況となった。
ラツィオは伝統的に右翼的な思想を持つファンが多い一方、マルセイユは反ファシスト的思想が強く、政治的な対立もあったとのこと。
これを受けて、ラツィオは11月8日に行われる本拠地スタディオ・オリンピコでのマルセイユ戦でアウェイサポーターの入場を禁止することにしたという。
チケットセンターではオフライン、オンラインにかかわらずフランス在住の人物には販売しないというルールになっているそうだ。