『Corriere della Sera』は5日、「チェコの実業家ダニエル・クレチンスキが、ローマの買収に関心を抱いている」と報じた。

ダニエル・クレチンスキは1975年生まれの43歳。チェコ生まれの弁護士で、現在はチェコのエネルギー関連企業EPHの会長兼CEOを務めている。

『Forbes』によれば現在の資産は26億ドル(およそ3000億円)。タブロイド紙の『Blesk』『Sport』などを展開するCzech News Centerの所有者でもある。

彼は先日6億ユーロ(およそ771.2億円)でミランの買収に動いていたとのことだが、それはエリオット・マネージメント(ミランの所有者)に断られたため、ターゲットをローマに移したという。

スパルタ・プラハの共同オーナーでもある彼はサッカー事業に強い関心を抱いており、欧州トップレベルの舞台に打って出る意思があるとのこと。

現在はイタリア系アメリカ人のジェームズ・パロッタ氏がオーナーとなっているローマ。

しかしクラブは新しいスタジアムの建設を進めている関係で借金がかさんでおり、そのプロジェクト自体もかなり遅れが目立っている状況にある。

パロッタ氏はクラブの所有権を手放すことを考えていないと言われているが、もし多くの投資が得られるとすれば…。

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