イタリア・セリエAのローマは、「クラブで55年間スタッフとして働いてきたジョルジョ・ロッシ氏が死去した」と公式発表した。

ジョルジョ・ロッシ氏は今年88歳。彼は23日の夜、サント・エウジェニオ病院で息を引き取ったとのことだ。

彼は医者の息子として生まれ、ローマのサポーターとして育ち、消防士として働いたあとにクラブのスタッフとなった。1957年から2012年までマッサージャーとしてチームを支え、多くのタイトル獲得に貢献してきた人物である。

退職時にはローマのサポーターによって大きなセレブレーションが行われたことで知られており、選手たちにも非常に愛されていた。

また、彼のエピソードとして重要なものとされているのが1989年の12月に起こった出来事だ。

ボローニャとの試合中、ローマの選手としてプレーしていた元イタリア代表選手のリオネッロ・マンフレドニアが心臓発作で倒れてしまった。その際に応急治療を行ったのが消防士としてのスキルを備えていたジョルジョ・ロッシ氏らだったそう。

マンフレドニアは選手としてのキャリアは断たれたものの一命をとりとめ、現在は指導者やディレクターとして働いている。

これ以降セリエAではスタジアムに救急車が配備されることになり、より選手の安全を高めることになったという。