今夏のロシア・ワールドカップで日本代表がキャンプを張ったカザン。同地を本拠地とするチームがルビン・カザンだ。

このほど行われたロシア1部リーグ第13節でルビン・カザンはオレンブルクと対戦したのだが、とんだミスからてんやわんやの事態になっていた。『TASS』などが伝えている。

この日は右サイドバックとしてDFヴィタリー・ウスティノフ(背番号91)を使うはずだった。チームが発表した先発イレブンにも彼の名前があったのだが…。

だが、担当者がリーグに提出するオンライン登録でミス。ウスティノフではなく背番号89番のユース選手をリストに載せてしまい、リーグ公式サイトのスタメン表記にも彼の名前が…。 

だが、その選手は前日にユースでフルマッチをプレーしていたほか、そもそも監督のプランにも入っていなかった。

当然、ルビン・カザンはウスティノフと入れ替えようとしたが、ここでオレンブルクが物言い。 

ルール的にキックオフ75分前の段階で登録はフィックスされるのだが、ウスティノフはそもそも登録されていなかったのだ…。 そのため、登録変更が間に合わなかったルビン・カザンは、怪我のために2か月以上離脱し、練習に復帰したばかりだったDFイブラギム・ツァラゴフを急遽スタメンで起用するはめに。 

現地では「ひとつの(登録)ミスによって試合前に2つの交代を余儀なくされた」とも伝えられている。 

そんな試合でルビン・カザンは退場者を出して、0-1で敗戦。11試合続いていた無敗記録が途切れてしまった。

試合後、グルバン・ベルディエフ監督は「テクニカルなミスだった。抗議はしないだろう。我々の過ちだ」と認めていたそう。

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