16日、日本代表チームは大分銀行ドームでベネズエラ代表とのキリンチャレンジカップ2018に臨んだ。
渋滞のために到着が試合のおよそ30分前になるという大きなトラブルがあったものの、キックオフは予定通り午後7時半に行われた。
11分にはワンツーに対応した佐々木翔のヘディングがミスとなり、大きなピンチを迎える。しかしゴールライン上で冨安健洋が素晴らしいクリアを見せ、失点を防ぐことに成功した。
その後は徐々に攻撃のペースを高めていき、ベネズエラ陣内へと攻め込む時間が長くなる。
そして40分には先制点を奪取。右サイドから中島翔哉のフリーキックがファーポストに届き、そこに酒井宏樹が飛びこむ。
足を振らずに当てたシュートはゴール左隅に吸い込まれ、酒井宏樹にとって記念すべき代表での初得点となった。
しかし、攻めながらもなかなか追加点にはつながらず、1-0のまま終盤戦に突入。
そして80分には酒井宏樹のルイス・ゴンサレスに対するタックルがファウルとなり、ペナルティキックを与えてしまう。トマス・リンコンにそれを決められ、残り10分というタイミングで同点に。
選手を入れ替えたこともあってなかなか連携がスムーズに行かないなかで追加点を狙う日本は、後半アディショナルタイムに吉田麻也のヘディングが決まったように見えたが…残念ながらオフサイドの判定に泣いた。
試合は1-1の引き分けで終了。森保一監督が就任してから3連勝を飾っていた日本代表であるが、残念ながらその記録を伸ばすことには失敗した。その一方で大迫+南野、中島、堂安が揃った際の攻撃力は十分に見せたといえる。次のキルギス戦ではゴールラッシュを期待したいところだ。