12日、競泳女子の池江璃花子(18)は自身が白血病と診断されたことを公表した。

東京五輪を翌年に控え、日本選手団の中心になるとも思われた彼女の突然の発表は、大きな衝撃をもって受け止められている。

サッカー界としても他人事ではないだろう。J2・アルビレックス新潟に所属するDF早川史哉(25)は、池江と同じ病によって2年近くも闘病していたからだ。

早川は、南野拓実(レッドブル・ザルツブルク)、室屋成(FC東京)らと同世代のDF。

U-15から各年代の日本代表に招集され、2011年U-17ワールドカップに出場した有望な選手だったが、2016年に急性白血病と診断され闘病に。骨髄移植の手術などを経て、2017年には治療に専念するため一時的に新潟との契約が凍結された。

しかし懸命な治療とリハビリの結果、昨年8月にチームへ合流するまでに回復。同11月に凍結が解除され、今季、再びプロサッカー選手として新たな人生を歩み始めている。

その早川史哉は池江璃花子の発表を受け、所属するアルビレックス新潟を通じて声明を出した。

冒頭、「池江選手の病状がはっきりしていない現段階では、軽率な発言や憶測で判断し、メディアを通してお話するべきではないと思い、クラブを通じてコメントさせていただきます」と綴った早川。

先月、25歳になった彼は「言い表す言葉が見当たらない」というほどショックを受けたことなどを明かしつつ、「周りの多くの方はどうしても綺麗なドラマのように、復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、まずは一人の人間として元気になってくれることを僕は願っています」と言葉を選び、18歳の池江にエールを送った。

そして、自身が周囲の人たちの支えによって復帰できたことを回想しこんなお願いも。

「白血病を経験した僕から周りの方々にお願いがあります。

池江選手に温かい優しさをたくさん与えてほしいと思います。そういう想いが必ず池江選手の力になると思っています。それは、僕自身も感じてきたことでもあるからです。

みなさんにはスポーツに関わる者として、リスペクトをもって池江選手を支えてほしいです。ぜひ、人の思いやり、温かみという部分で池江選手に寄り添い、温かい想いをみんなで届けていけたらと思います。」

自身との単純な比較を戒める一方で、「力になれることがあれば協力させてもらいたいです」とも話した早川。

最後に改めて「池江選手に対するリスペクトと思いやりをもって、彼女の戦いに大きな優しさと温かさをもって寄り添ってほしいです」という言葉を送り締め括っている。