『Elfvoetbal』は20日、「VVVフェンロのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFティノ・スシッチとは何者か」という記事を掲載した。

現在日本代表MF堂安律がチームの中心的な存在となっているフローニンゲン。徐々に順位も上げており、エールディビジでも9位につけている。

しかし、その堂安律は今季限りでどこかのクラブへステップアップするのではないかと言われており、後釜となる選手のリストアップを行っているという。

その有力な候補の一人がVVVフェンロに所属しているMFティノ・スシッチであると言われている。

スシッチは1992年にサラエボで生まれた27歳。少年時代に家族でベルギーへ引っ越し、ヴィーゼ、ヘンク、スタンダール・リエージュの下部組織で育成された選手だ。

父親は元ユーゴスラビア代表FWのセアド・スシッチで、叔父も元ユーゴスラビア代表MFのサフェト・スシッチ。まさにエリートの家系である。

2012年にはクロアチアのハイデュク・スプリトとプロ契約を結び、2015-16シーズンにはリーグMVPにも輝く。

満を持して育ったベルギーに戻るも、加入した古巣ヘンクではあまり出場機会を得られず、マッカビ・テルアビブへのローンを経てアントワープに放出されてしまった。

苦しい2年間を過ごした彼であったが、今季VVVフェンロに加入するとオランダリーグで活躍を見せ、再び注目を集める存在になったのだ。

185cmという長身であり、もちろん堂安律とはタイプが違うが、長い脚を活かしたキープやパス、サイドから切れ込んでのシュートなどがある。

VVVフェンロは彼の放出に際して7桁(100万ユーロ以上)の一括払いを求めているとのことだが、もし堂安律がそれなりの額で売れたならば…。

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