電動車椅子サッカーの選手を追った映画『蹴る』がいよいよ今週末、3月23日(土)に公開される。

電動車椅子サッカーは、日本障がい者サッカー連盟に加盟する7つの障がい者サッカー競技の一つ。しかも7競技の中で唯一、自身の足以外でボールを“蹴る”スポーツだ。

選手の多くはSMA(脊髄性筋萎縮症)や筋ジストロフィー、脳性麻痺、脊髄損傷等により自立歩行できないなどの重い障害を持つ。

しかし、プレーしているのは紛れもなく「サッカー」。選手たちは自身が乗る電動車椅子を手足のように使い、ドリブル、パス、回転シュートなどを駆使して相手チームとゴール数を競う。

映画『蹴る』は、重度の障害を抱えながら、電動車椅子サッカーワールドカップ出場にすべてをかける選手たちを中村和彦監督が6年にわたり撮影した長編ドキュメンタリー。

日本代表を目指す日々の闘いや、日常生活に垣間見せる人生の苦悩や恋愛模様、競技にかける彼らの想いや葛藤、その生き様をも描き出した作品だ。

第31回東京国際映画祭で上映され話題となった同作が、いよいよ全国で順次ロードショー!

3月23日から公開されるポレポレ東中野では、初日の舞台挨拶を皮切りに連日のようにトークショーも予定されている。

彼ら・彼女らとボールの距離は普通のサッカーと何も変わらない。

サッカーが大好きなフットボーラーたちの姿を、サッカーファンはもちろん春休みの学生などにもぜひ観てもらいたい。

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