スポーツ選手の現役生活は短い、30代までプレーできる選手は決して多くはないだろう。

そうした中、23歳の若さで引退を余儀なくされた元ユース代表選手がいた。

彼は元U-19スコットランド代表のMFアンガス・ベイス。1996年生まれの23歳だ。

スコットランドの名門ハーツで育成された後、今季から2部のインヴァネスに移籍していた。 だが、怪我のために新天地では1試合もプレーできず、引退することが決まった。

ベイスを苦しめたのは臀部の故障。元テニスプレーヤーのアンディ・マリーが引退に追い込まれたものと非常によく似た症例だそう。

手術を受けたベイスだが、それでも痛みはなくならなかったという。そんな彼のためにインヴァネスと古巣ハーツは協力してベネフィットマッチを開催する予定。

チケット代を含めた収益は若くして引退するベイスに贈られる見込みだ。

ジョン・ロバートソン(インヴァネス監督)

「全員が大きなショックを受けている。

アンガスは手術から復帰するためにハードワークをしていたし、何度かプレーするまであとわずかなところまでいったんだ。

だが、残念ながら臀部の痛みを乗り越えられなかった。

彼はパス能力とBox to Boxのエネルギーを兼ね備えた完成されたMFだった。

我々全員がクラブにとって本当の財産になると期待していたんだ。

こんなにも若い年齢で彼が愛していたゲームから去らなくてはいけないのは悲劇だ。

彼にとって感情的な時間だった。この決断を下すのは大変だっただろう」

アンガス・ベイス

「昨年に僕と契約してチャンスを与えてくれたことについて、ジョン・ロバートソンとインヴァネスに感謝したい。

怪我から復帰するため、もう一度プレーするためにできることは全てやった。

だが、もう自分はフットブールができないことを不本意ながらも受け入れなくてはいけなかった。

このクラブが今シーズン、そしてこれからも成功することを願っている」

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なお、彼はハーツのユースチームでコーチの職に就く予定でもあるそう。

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