アメリカ・メジャーリーグサッカーのFCシンシナティは、「アラン・コッホ監督を解任し、ヘッドコーチのヨアン・ダメ氏が昇格した」と公式発表した。
A look at #FCCincy's interim head coach: @YoannDmt.https://t.co/ZFRDKwvdI8 pic.twitter.com/PsGanCaa69
— FC Cincinnati (@fccincinnati) 2019年5月7日
今年からメジャーリーグサッカーに参入したFCシンシナティ。南アフリカ出身の指導者アラン・コッホ監督に率いられていたものの、今季開幕から2勝2分け7敗と苦戦を続けていた。
その結果を受けてクラブはコッホ氏を解任、ヘッドコーチを務めてきたフランス人のヨアン・ダメ氏を暫定的に昇格させた。
ヨアン・ダメ氏はフランス生まれの指導者で、大学でもスポーツ研究をしただけでサッカーをやっていなかったという珍しい人物。16歳でコーチを志した後、ブルゴーニュ大学でスポーツトレーニングを学び、ディジョンなどのクラブで少年チームを指導し、2014年にカナダへと渡った。
モントリオール・インパクトのU-18を率いた後、2017年に27歳でFCシンシナティのコーチングスタッフとなった。今年MLSに参入したことで、彼はリーグの歴史上最年少のコーチとなっている。
そして今回コッホ氏の解任によって監督に昇格することになり、MLSの歴史上でも最年少のヘッドコーチとなったのだ。なお、MLSで全く選手経験がないコーチも2名しかいないという。
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このところ、スペインやポルトガル、ドイツなどで選手としてプレーしたことのない監督が評価を高めている。ヨアン・ダメは「コーチングのプロ」としてチームを立て直すことができるだろうか?