長谷部誠を擁するフラクフルトはUEFAヨーロッパリーグ決勝進出まであと一歩のところで涙を呑んだ。

戦力的には圧倒的に格上であるチェルシー相手に大熱戦を演じたものの、PK戦で惜しくも散った。

そのPKでは一時リードを奪うも、DFマルティン・ヒンターエッガーとFWゴンサロ・パシエンシアが連続で失敗。

26歳のオーストリア人ヒンターエッガーは冬に加入した選手で、長谷部とともに3バックを形成するなどチームになくてはならない存在になった。

『Sport Bild』によれば、試合後には「人生最高の試合になったかもしれない。PK失敗はいつだってとても辛い」とショックを隠せなかったそう。

だが、スタンフォード・ブリッジに駆けつけたフランクフルトファンたちは罵声を浴びせるどころか全く逆の反応を見せていたという。

「Hinteregger, Hinteregger, hey, hey」と彼を讃えるチャントを歌い、その歌声は試合終了から15分経っても続いていたとされている。

欧州でも屈指の熱量を誇るフランクフルトサポーター。ファイナルの場に行けなかったことはショックだったはずだが、ヒンターエッガーを責めることなく讃えていたようだ。

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ちなみに、彼は「いいパフォーマンスをする助けになった」と長谷部との対話について語っている

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