『L'Equipe』は9日、「ナントのヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、来季の指揮について口を閉ざした」と報じた。
今季途中、ミゲウ・カルドーソ前監督の解任を受けて古巣ナントの指揮官に就任したハリルホジッチ。降格圏に沈んでいたチームをなんとか立て直し、11位にまで引き上げている。
しかし、就任時にいい関係をアピールしていたヴァルデマール・キタ会長との間には亀裂が走っており、来季の去就については不透明だと言われている。
記者会見でそのことについて聞かれたハリルホジッチ氏は以下のように話し、今のところは会長のビジョンが分からないと指摘したという。
ヴァイッド・ハリルホジッチ
「(来季もナントを指揮するのか?)様子を見よう。それについて話すのは好きではない。
私が求めるものは、もしここに残るのであればより競争力がある、そしてより高い野心を持つグループを作ることだ。
会長は同じビジョンを持っているのか?私は彼のビジョンを知らない。彼とともに働く移籍マーケットは初めてだ。前回は全く機能しなかった。彼らが私の背後で動いていただけだった。
ここに来てから、スポーツ面での選択は私によって行われるものだと言った。それが起こったか?いいや。
私は数名の選手に興味を持っていた。しかし、彼らの価格はナントに適したものではないと言われたよ。隣の小さなクラブでプレーしている者にまでね。2部リーグの選手でもだ」
(1月にはエドガル・イエ、ヴァランタン・イセリック、アントニオ・マンチェがローンでやってきたが)
「彼らが私に紹介した。マンチェのことは聞いたこともなかった。1月31日まで知らなかった。
数名の選手を逃していたから新しい者が必要だった。午後4時に彼(会長)と会い、ビデオを見せられた。ヨーロッパのカップ戦でゴールを決めた選手だと言われた。
かなり複雑なことだ。ナントだけではなく、どこでもね。しかし、何れにせよもっと話を聞く」