『France Football』など各メディアは11日、「リーガ・エスパニョーラは、公式アプリでユーザーの情報をスパイしていたとして25万ユーロ(およそ3000万円)の罰金を言い渡された」と報じた。

今やユーザーにとって重要なものとなったスマートフォンやタブレットのアプリ。様々なリーグが公式に提供し、データや速報、試合映像などを配信している。

しかし1000万回以上のダウンロードを記録したリーガ・エスパニョーラの公式アプリは、ユーザーの情報を集めるためにも使われていたそう。

リーガ公式アプリは、「試合の映像がストリーミングされた際にユーザーのGPS信号を感知し、もしバーや公共の場所にいた際には端末のマイクを作動させて音声を記録する」という機能を持っていた。

これは違法に試合映像を配信している施設を見つけ出すための「スパイ行為」だった。

ユーザーの会話の内容については暗号化されており、各端末に保存されることはなかった。またスパイ活動はスペインのユーザーだけに限られていたとのこと。

ただ、スペインのデータ保護機関はこの説明に納得せず、リーガ・エスパニョーラに対して「1端末につき5ユーロ(およそ615円)」という多額の罰金を言い渡したという。スパイ行為が行なわれたのは5万台のタブレットやスマートフォンだったため、25万ユーロと計算された。

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リーガは違法な試合映像の配信によって年間1億5000万ユーロ(およそ184.4億円)の損失を被っていると推定されており、その撲滅に向けての動きだったようだが…。

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