無冠に終わったレアル・マドリーはチーム改革に向けて大きな動きを見せている。ベルギー代表MFエデン・アザールに続いて、リヨンからフランス代表DFフェルラン・メンディも獲得した。
メンディは24歳の左サイドバック。9~17歳まではPSGのユースにいた選手でもある。ただ、14歳の頃にひどい臀部のケガに見舞われ、医師からもう歩けないかもしれないと告げられていたという。
『Le Parisien』のインタビューでこう明かしている。
フェルラン・メンディ
「(PSGにいた14歳の時、医師から『2度と歩けないかもしれない』と告げられましたね)
そうだね…14,15歳で股関節炎になったんだ。でも、決して諦めなかった。
心のなかでは『再び歩くのは不可能だ、フットボールをプレーすることも』と思っていたとしてもね。
入院した3か月はギプスをしてた。それから、5,6か月の長いリハビリ。
ギプスはとれたけれど、歩くことはずっとできなかった。しばらくは車椅子だったんだ。その後、カートになった。
徐々に彼ら(医師?)は僕がもう一度歩けるようになるかもしれないと考えるようになったんだ」
「PSGではうまくいっていた。でも、怪我から戻った後は、完全にそのレベルになかった。
基礎から学び直したよ、トラップやパスを。
(17歳の)シーズン後、クラブは僕をどうすべきか分からなかった。
だから、僕は自分で退団届を書いて去ったんだ(笑)」
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PSGを退団した後は下部リーグから這い上がったメンディ。24歳という若さながらかなりの経験を乗り越えてきた選手でもあるようだ。