14日にブラジルで開幕を迎えたコパ・アメリカ2019。日本代表は17日に初戦となるチリとの試合に臨んだ。
東京五輪に向けたメンバーが大半を占める即席チームとなった日本代表は、スタメンやフォーメーションも予測しにくい中で、4-2-3-1のシステムを組んで挑む。
ウイングを務める前田大然と中島翔哉にそれほど守備のタスクを多く持たせず、チリのサイドバックを引き出しての反撃を考えた形で、序盤はそれが比較的機能した。
良い入り方をした日本であったが、その後徐々にチリが修正を加えてきたことで守勢に回る。サイドバックの上がりのタイミングを遅くし、複数名での崩しを使い、スペースを上手く利用して外側を優位なエリアとした。
そして41分にはコーナーキックからDFプルガルのヘディングシュートを決められてしまい、0-1とビハインドでハーフタイムを迎える。
後半もチリは上手く外を使いながらパスを回し、さらに日本を押し込む。54分にはイスラの折返しからエドゥアルド・バルガスのシュートが決まり、チリがリードを広げる。
日本は57分に柴崎のクロスから上田絢世が決定的な場面を迎えるも、それを決めることができず。2点を決めてからのチリはかなりペースを落としたため、日本は攻め込む時間を作り出すことができたものの、ここで得点を奪うことに失敗。
そして逆に82分にはチリが追加点。浮き玉を中山雄太とコンタクトしながら収めたアランギスがクロスを入れ、アレクシス・サンチェスがヘディングを決める。さらにその直後にはGKアリアスのクリアからチリが決定機を迎え、高いラインの裏に抜けたバルガスがロングループシュートを枠内に収めた。
これによってスコアは0-4となり、このまま試合は終了。日本はコパ・アメリカ初戦を黒星で終えた。
ビッグチャンスの数には大きな差はなかったが、ペースの掴み方、流れがあるときの決定力、そして間隙を逃さない強かさでチリの強さを味わう結果となった。
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なお、日本代表はこの後21日の午前8時(日本時間)からグループステージ第2節のウルグアイ戦を迎える。
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