25日、AFCチャンピオンズリーグ・ベスト16の2ndレグ、Jリーグ勢対決の鹿島アントラーズ対サンフレッチェ広島が行なわれた。
ホームで1-0と先勝した鹿島アントラーズは、キックオフからわずか2分でチョン・スンヒョンが怪我で離脱するという緊急事態になるも、前半のうちに先制を果たす。
33分に名古新太郎のクロスがクリアされたところを土居聖真が胸トラップで拾い、すかさずシュート。左隅に流し込み、鹿島にとって大きなアウェイゴールをもたらした。
勝ち抜けには最低でも3ゴールを決めなければならなくなった広島であるが、後半に猛反撃を見せる。
68分には柏好文のクロスから途中出場のパトリックがヘディングを試み、わずかに触ったところで犬飼智也の頭にあたり、オウンゴールで広島が1点を返す。
さらに72分にもサイド攻撃からビッグチャンスを作り、佐々木翔が追加点となるシュートを決めた。これで2試合合計スコア2-2となる。
だが、74分にはカウンター一発で飛び出した土居聖真を広島GK中林洋次が倒し、レッドカードで一発退場に。
一人少ない状況になった上、アウェイゴールルールによってもう1点が必要な広島。厳しい状況の中からチャンスを作り、82分に右サイドを突破した柏好文のクロスからパトリックがゴールに押し込んで見せたが…その前のプレーがシミュレーションと判定され、得点は認められなかった。
そして試合が決まったのは89分。広島がコーナーキックのチャンスでGK林卓人も前線に上げ、なんとしてもゴールを奪おうとした。
しかしこれを鹿島は守り、カウンターに持ち込む。土居聖真がハーフウェーをわずかに超えたところから無人のゴールに流し込み、2試合合計スコアを2-3とした。
アディショナルタイム5分には広島がPKを獲得し、パトリックがそれを決めて2試合合計3-3とするも…アウェイゴールルールによって鹿島が僅かにリードを守ることになった。
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昨年ACL王者の鹿島アントラーズが「Jリーグ対決」を制してベスト8に進出することが決定。なお、ベスト8の試合は1stレグが8月26~28日、2ndレグが9月16~18日に開催される予定だ。