欧州各地で行われているEURO2020予選。イングランド代表は敵地でのブルガリア戦に0-6で勝利した。
だが、ソフィアで行われた一戦では、また人種差別的問題があったようだ。イングランドサッカー協会は、選手が人種差別的なチャントの標的になったことは受け入れがたいとの声明を発表。
そうした中、『The Times』では、ブルガリア代表のキャプテンであるMFイヴェリン・ポポフがとった行動について伝えている。
それによれば、ポポフはハーフタイムにサポーターのもとに行って話し合いをもったという。もしブルガリアサポーターたちがモンキーチャントを続けた場合には、この試合が放棄される可能性があることをしっかりと認識させたそう。
このポポフの行動を伝え聞いたイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードはこうツイートした。
マーカス・ラッシュフォード(イングランド代表FW)
「ブルガリアのキャプテンがハーフタイムにやったことを聞いたよ。
一人で立ち上がって正しいことをするには勇気がいる。
このような行動は見過ごされるべきではない」
ポポフの勇気ある行動を讃えていたのだ。
ただ、ブルガリア代表監督は「そのチャントは聞こえなかった。受け入れがたい行為はイングランドファンによるものだ」と述べているという。