ニクラス・ベントナー
「彼は俺のところに飛んできて、あらゆる言葉を使って怒鳴り散らした。
俺たちの周りでゲームは続いているという事実を完全に無視してね。
アシュリー・コールとソル・キャンベルが介入して、『続けるぞ、ニクラス。黙って走れ』と言われたよ。
俺はそうした、異常なまでに大人しくなった。
世界最高FWのひとりに叫ばれたらそうなるさ。
だが、それでは終わらなかった。練習後にアンリは俺のところにやってきた最初はロッカールーム、その後は選手用のラウンジで俺たちは話し始めた。
彼があんなに多くの言葉を知っているとは思わなかったけれどそうだった。
自分が行きたいところに辿り着くために必要な全てについての2時間の独演会さ。
俺にとっては名誉なことだよ。
彼の親切さだ、彼がしなければいけなかったことではないからね。
俺はその全てを吸収し、最後はお互いにハグして終わった」
当時は単なる若手に過ぎなかったベントナーは、10歳年上で絶対的エースだったアンリのミスを指摘。逆ギレされたことで口喧嘩に発展したとか。
ただ、アンリは練習終わりにベントナーに対して2時間に渡って色んな教えを説いてくれたそう。