先日幕を下ろした冬の移籍マーケット。話題の一つだったエディンソン・カバーニは、アトレティコ・マドリーへの加入が実現せず、PSGに残ることになった。
カバーニは4日に行われたナント戦でもベンチに座ったまま出場なし。一方で彼からポジションを奪ったイカルディがまたゴールを決めていた。
クロスに合わせたディ・マリアのシュートが、イカルディに当たってゴール!ストライカーらしい「運」を見せた。
この件で更に話題になったのは、アトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長が「一部の選手の代理人や家族がひどすぎる」と告白したこと。マージンの支払いを要求する仲介者に苦言を呈し、それはカバーニの取り巻きを差したものだとされている。
しかし『AS』によれば、カバーニの義兄である代理人のワルテル・グリエルモネや母ベルタ・ゴメスは以下のように反論したという。
ワルテル・グリエルモネ(カバーニの義兄)
「お金のためであれば、エディ(カバーニ)はイングランドへ、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーに行っていた」
「エンリケ・セレソとは誰だ?彼を見たことがないし、何の役割を果たしているかもわからない。
エディはPSGよりも低い給与に納得していた。アトレティコ・マドリーは総合的な経済的運用コストをカバーできなかっただけだ。エディが来なかった理由を説明するために、ファンにそう言わなければならなかったのだろう」
ベルタ・ゴメス(カバーニ母)
「私の息子はアトレティコ・マドリーへ行くために全力を尽くした。そのために給料を引き下げることも厭わないと兄弟に伝えた。
息子はお金の問題になることを望んでいなかった。お金が欲しければマンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、あるいはインテル・マイアミ(ベッカム経営のクラブ)に行っていた」
「アトレティコ・マドリーに行くことは不可能ではないといいましたが、会長は発言を謝罪しなければならない。
意地悪を言っているわけではありません。それですべてを元に戻すことができる。
息子はオファーをするつもりです。彼はまだシメオネ監督の下でプレーしたいので、アトレティコ・マドリーに行くことができると考えている」
もちろん、カバーニ本人が給与を下げるかどうかという点と、仲介者が手数料を求めるかどうかは別の話だが…。
夏にはジエゴ・コスタが帰ってくるほか、アルバロ・モラタも買い取る可能性が高まっているアトレティコ。このままではカバーニの獲得はフリーでも難しいと考えられている。