日本代表FW南野拓実が加入したリヴァプール。夏に加わった選手のひとりがスペイン人GKアドリアンだ。
彼は25歳でプロデビューした遅咲きで、33歳になった今季初めてタイトルを手にした。
ただ、移籍直後の8月にはこんな大失態をやらかしている(以下動画1分31秒~)。
これあってはならないプレー…。ただ、ユルゲン・クロップ監督は、GKへのバックパス自体が多過ぎたと責めることはせず。
そうした中、アドリアンは『BBC』のインタビューで指揮官についてこう語った。
アドリアン(リヴァプールGK)
「ユルゲンがここで成し遂げたことは並外れているよ。
僕らがリーグのどの位置にいるのかを見てくれ。彼と働くのはとても簡単なことさ。とてもね。
彼はいつも笑顔で陽気で楽観的。監督ではあるけれど、単なるチームのひとりとして振る舞うんだ。
彼が僕らの近くにいてくれることは、彼のメソッドを信じることに役立つ。
僕らに寄り添うリーダーシップと能力全てで僕らを納得させ、彼が考えていることが最終的にはうまくいくことを証明する。
普段、クロップは僕らは試合中に多くの問題に直面するだろうと言う。だから、それを解決できるようにならなくてはいけない。
例えば、どんなチームでも新しいシステムで(リヴァプールを)驚かせてくることができる。
彼は僕らを導くためにいてくれる。
サイドラインからフットボールを非常によく視覚化し、その知識を見事な手法で選手に伝えるんだ。
トレーニングは激しい。彼は情熱的に仕事をしている。まさにそれがピッチ上での僕らのパフォーマンスさ。
ユルゲンはトップの戦略家であるだけでなく、素晴らしい人間でもある。
僕が見たなかで最高のグループマネージメントだね。いい時も悪い時もチームのそばにいる」
多くの選手が心酔するクロップのカリスマ性と人心掌握術。
ただ、ロベルト・レヴァンドフスキによれば、厳しい言葉を告げることもあるそうで、飴と鞭の使い分けも巧みなようだ。